航空自衛隊トップの内倉航空幕僚長は16日、輸送機が新潟空港に緊急着陸したことについて「大変ご心配とご迷惑をかけた」と述べ、陳謝した。

埼玉県の空自入間基地に所属するCー2輸送機は、9日の訓練飛行中に操縦席左側のスライド式の窓が突然、開くトラブルが発生し、新潟空港に緊急着陸した。

記者会見で内倉空幕長は「新潟空港および周辺住民に大変、ご心配とご迷惑をかけたことをお詫びしたい」と述べた。

窓が開いた原因については「細部は調査中だ」としつつ、「何らかの理由によりロックが外れたことが考えられる」との見方を示した。

内倉空幕長は、「引き続き早急な原因究明を実施するとともに、飛行前後の入念かつ確実な点検等を継続し、飛行安全に万全を期していきたい」と強調した。

自衛隊機を巡っては、8日に千葉県柏市にある海上自衛隊の下総航空基地で哨戒機が着陸の際に滑走路を外れて停止し、先月には伊豆諸島沖で哨戒ヘリ2機が夜間訓練中に衝突して墜落する事故が起きている。

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