木原防衛相は14日の記者会見で、銃撃事件が起きた岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で中止していた訓練を22日から再開することについて、「再発防止策を徹底する」と強調した。
去年6月に隊員3人が死傷する銃撃事件が起きた岐阜市の日野基本射撃場での訓練は、11月に再開した際、隊員が報道陣に向けて中指を立てるなどしたため再び中止となり、その後、能登半島地震への対応もあって、見合わせが続いていた。
再開に向けて地元への説明などの調整を進めていた陸自は、22日に訓練を再開する予定だと13日、発表した。
木原防衛相は会見で、「発砲事案や隊員が不適切な行為をしたことが地域の住民の皆様に不安を与えていることは、防衛省としても真摯に受け止めている」と強調。
「再発防止策を徹底し、安全管理に全力で取り組むことで信頼回復に努めていく」と述べた。
陸自は、再発防止策として、新隊員などの射撃訓練の際、手元に小銃と弾薬が同時にある時間を限定するなどとしている。
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