被爆地・長崎から平和を築くための取組みの輪を広げていきます。

長崎市で12日まで若者が平和について話し合う国際会議が開かれました。

「一緒に踊りましょう」

11、12日の2日間、長崎市で初めて開かれた「ピース・プレナー・フォーラム」です。

ショーナ・ケイ・リチャーズ 駐日ジャマイカ大使
「私たち一人ひとりが世界を変える力を持っています」「平和のために立ち上がりましょう」

フォーラムのテーマは「平和」で、約20カ国の18歳から32歳までの150人ほどの若者が参加しました。

12日は異なる考えや立場の人と話し合ったり、紛争などの問題を解決するために何をするのか具体策を考えました。

長崎東高校3年 久保宏平さん
「スマホ1台で色々な人と繋がれる時代だから、自分が興味のある分野から折衝していけば偏見もとれていくのでは」

参加者の中にはウクライナ出身の学生や、国の内外で核兵器廃絶に向けて取り組む若者もいました。

長崎の学生にとって平和に対する考えを深める機会にもなったようです。

長崎東高校3年 坂元あゆ子さん
「他国の人に今の現状や長崎の過去のことを伝えるのって、とても難しいことだなと思う」「今回話し合った内容について家族は、友達はどう思うかな?と聞いてみたい」

フォーラムの狙いのひとつは若者ならではのアイディアを実現することです。

主催した「ワン・ヤング・ワールド長崎協議会」は新たな事業が始まることや、資金面でも支援が広がっていくことに期待を寄せています。

ワン・ヤング・ワールド長崎協議会 調 漸 会長
「若者たちがビジネス化することも含めて色々なアイディアが出されて、これが形に実っていくことを支援していきたい」

協議会は被爆80年にあたる2025年もフォーラムを開く予定で、取組みを支援する企業も増やしていきたいとしています。

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