伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談の席で環境省の職員が発言者のマイクの音を絞った問題で、当時、同席していた木村知事が10日の会見で「非常に残念だった」と述べました。

この問題は5月1日、水俣市で開かれた伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談の席で環境省の職員が発言時間の3分を超えた団体側のマイクの音を絞って発言を制止したものです。

当時、同席していた木村知事は10日の定例会見で次のように述べました。

【木村知事】
「伊藤大臣はすごく真剣に聞いていたと思う。ああいう事務方の不手際でせっかくの意見交換大臣が真剣に聞いてもらったのが台無しになったのは非常に残念です」

その上で会の終了後に大臣の側近に対し「運用を見直すよう意見を述べた」と説明しました。

木村知事は「団体の発言が3分というルールは撤廃すべき」とし、来年以降の運用については「被害者らにしっかりと向き合っていけるよう大臣に直接伝えたい」と述べました。

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