長崎市は2025年度から職員採用試験で大学3年生が受験できるようにするなど、新たな採用枠を設ける方針を明らかにしました。

新たな採用枠を設ける目的について、長崎市の鈴木市長は職員採用試験の受験者数を増やすためとしています。

新設される「特別実績枠」ではスポーツ大会への出場や海外での活動などを評価します。

「カムバック枠」では事情があり退職した元職員を再び採用します。

そして全国的にも珍しい「大学3年生が受験できる枠」を初めて設定します。

鈴木史朗 市長
「就職活動の早期化が民間企業の中で始まっているいわゆる青田買い」「出遅れることがないようにということで(実施する)」

市人事課によりますと100から130人の採用に対して2012年度の倍率は約15倍でしたが、今年度は6倍にまで落ち込んでいるため、新たな採用枠を設けてより優秀な人材を確保する狙いがあります。

ところで鈴木市長は今年1年について、福山雅治さんなどが出演した長崎ランタンフェスティバルの皇帝パレードや長崎スタジアムシティの開業で「長崎の新たな価値、魅力を全国に発信できた」と統括しました。

2025年が被爆から80年となることについては、「被爆者の思いを引き継ぎ、核兵器のない世界の実現を呼びかけたい」述べています。

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