自民党の森山裕幹事長は23日の党役員会で、派閥裏金事件を巡り、一定額を党費などから寄付する考えを示した。寄付先や金額、時期は今後協議する。
森山氏は役員会で「道義的立場から党の政治的けじめとして一定額を寄付することとしたい」と発言したと、その後の記者会見で明らかにした。会見では寄付額について「党の財政がふらつくようなことがあってはならない。どの程度できるかは協議したい」と述べるにとどめた。
また、不記載のあった議員の政治倫理審査会での弁明が来年1月に完了する見通しであることに触れ、寄付の時期は「そういうことも勘案しながら決めたい」と語った。不記載議員から党に返金させた上で寄付する案は、公職選挙法に触れるとして「全く考えていない」と説明した。【川口峻】
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