衆院選挙制度改革を目指す超党派議員連盟の会合で講演者として招かれた河野洋平元自民党総裁=国会内で2024年12月23日午後2時56分、平田明浩撮影

 自民党の河野洋平元総裁が23日、国会内で開かれた超党派議員連盟の会合で講演し、1994年の政治改革を振り返り「企業・団体献金をやらないために政党助成金を導入した」と改めて主張した。石破茂首相は「(河野氏のような)意識を持った者は、少なくとも自民にはいなかったと思う」と国会で答弁しているが、河野氏は「(石破氏は)その時は自民党にいなかったはずだ。いなかったから、わからないんだろう」と語ったという。講演は非公開で、終了後に議連幹事長の福島伸享氏が発言を記者団に紹介した。

 自民が野党に転じた細川護熙政権下の93年12月、石破氏は当時の河野総裁あてに離党届を提出。その後、小沢一郎氏らが率いる新生党に合流し、97年に自民に復帰した。【樋口淳也】

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