自民党の河野洋平元総裁が23日、国会内で開かれた超党派議員連盟の会合で講演し、1994年の政治改革を振り返り「企業・団体献金をやらないために政党助成金を導入した」と改めて主張した。石破茂首相は「(河野氏のような)意識を持った者は、少なくとも自民にはいなかったと思う」と国会で答弁しているが、河野氏は「(石破氏は)その時は自民党にいなかったはずだ。いなかったから、わからないんだろう」と語ったという。講演は非公開で、終了後に議連幹事長の福島伸享氏が発言を記者団に紹介した。
自民が野党に転じた細川護熙政権下の93年12月、石破氏は当時の河野総裁あてに離党届を提出。その後、小沢一郎氏らが率いる新生党に合流し、97年に自民に復帰した。【樋口淳也】
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