自民党旧安倍派の福田達夫幹事長代行は19日、衆院政治倫理審査会で政治資金収支報告書への不記載を巡り弁明した。福田氏は政治資金問題が報道されるまで派閥がパーティー収入のノルマ超過分を還流する仕組みを知らなかったと述べた。不記載は派閥の指示だったと説明した。
旧安倍派は安倍晋三元首相の指示で2022年4月にパーティー券売り上げの還流をやめた。柴山昌彦元文部科学相は18日、西村康稔元経済産業相から中止の連絡があったと証言した。福田氏は還流中止やその後の再開の連絡はなかったと語った。
福田氏は国会議員になる前、父である福田康夫元首相の秘書を務めていた。秘書時代から還流の存在を認識していなかったか問われ「会計には一切触らなかったので知りうることがなかった」と否定した。
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