テロなどに対処する「治安出動」を想定した警察と陸上自衛隊の共同訓練が、16日、鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所で行われ、警察による自衛隊員の先導など、具体的な連携の手順が確認されました。
「治安出動」とは武装した工作員によるテロなど、警察の力では対処できない事態に自衛隊が対応するものです。
16日、川内原発で初めて行われた「治安出動」を想定した訓練には、県警の機動隊や陸上自衛隊第12普通科連隊から、あわせて約70人が参加。
パトカーが自衛隊の車両を先導し、隊員を緊急輸送する流れなど連携の具体的な手順を確認しました。
鹿児島県警本部 警備課・本村明敏理事官
「これを生かして、緊密な連携、足りないところは検証しながら、お互いに実効性を高めるように訓練が今後できればいいのではないかと思っております」
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