今年度初めて実施した教員の秋採用について、新潟県教育委員会は「採用予定者の確保に一定の効果が出た」と評価しました。
県教育委員会は今年度、教員の採用試験について、毎年7月に行う選考で採用予定者数が一部足りなかったことなどから、初めて11月に秋選考を行いました。
この結果、夏と合わせて今年度1210人が出願し、12月12日の総務文教委員会で「一定の効果が出た」と報告しました。
一方、中学校の国語など、一部では教員の不足が続いています。
【県義務教育課 大島一英 課長】
「全体としては、おおむね採用予定数は確保することができたが、不足した一部の種別・科目については今後出願者に対して講師登録を働きかけるなど、未配置を生じさせないため講師の確保に全力を尽くしていく」
また、夏に小学校の教員として合格した70人がその後辞退を表明。
多くは県外在住者などで、ほかの自治体での採用が決まったことを理由に挙げる人もいたということです。
【自民党 高橋直揮 県議】
「教員の魅力そのものを高めていくことが必要」
【県義務教育課 大島一英 課長】
「自らのキャリアアップにつながることができるということを伝えて、新潟県の教員の魅力を高めていきたいと考えている」
県は採用後のキャリアアップを支援するなどし、県の教員の魅力向上に努める考えです。
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