国会議事堂=東京都千代田区で2022年8月3日午前7時56分、竹内幹撮影

 自民党の石井準一参院国対委員長は11日、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長と国会内で会談し、派閥裏金事件について弁明する参院の政治倫理審査会(政倫審)について、18、20両日に開催することを提案した。斎藤氏は本会議など国会の審議日程を見ながら引き続き協議する考えを示した。

 参院側では、政倫審への出席意向を示した旧安倍派の参院議員27人のうち23人が非公開、2人が公開での開催を希望している。残る2人は政倫審幹事会の決定に委ねる意向を示しており、現状で公開は計4人の見通し。4人に対する政倫審を優先して開催する。

 一方、衆院政倫審の村井英樹筆頭理事(自民)は、自民が出席を促した15人のうち、10人以上の議員が出席する見込みだと野党側に伝えた。各議員は12日に正式に出席を申し出る予定。同日に改めて与野党で出席人数や開催方法について協議する。来週にも政倫審を開催する方向で調整している。【森口沙織、池田直】

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