愛媛県松山市の城山で発生した土砂崩れを巡り、愛媛県が復旧工事の方針などを示す住民説明会を10日夜に開きました。住民説明会の場には松山市が初めて姿を見せました。

県中予地方局建設企画課・石本勲主幹:
「本日の説明会は、工事に関する説明を目的としております」

土砂崩れを巡っては被災エリアの住民らが松山市に原因の説明を要望。災害の発生から約5カ月後に、市として初めて住民説明会の場に幹部職員が姿を見せました。ただ主催者の県とともに復旧工事の内容に要点を絞って説明しました。会場に集まった住民は約60人です。

県の担当者は2025年1月から城山のふもとで1期と2期に分けて工事を進め、横70メートルに渡って、高さ3メートル程のコンクリート製の擁壁の上に、高さ2メートルの落石を防ぐ柵を設けると説明しました。松山市は2025年4月から城山の上部の斜面を強度の高いネットなどで覆い、補強するほか下部にかけて雨水の排水路を設けるとしています。

住民からは、緊急車両用道路と土砂崩れとの因果関係の十分な調査を求める声や、景観への配慮を指摘する声などが上がりました。

市街地整備課・渡邉裕二課長:
「技術検討委員会が結論、当然工事に着手する前にも住民の方には丁寧に工事の説明なり、原因の究明、メカニズム等もご説明をさせて頂きますので、具体的に説明ができるような時期になりましたら、そういう説明会を設けさせて頂きたい。」

復旧工事は2026年の5月末の完成を目標にしています。

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