衆院予算委で答弁する岩屋外相(10日)

岩屋毅外相は10日の記者会見で、カリブ海諸国の地域共同体「カリブ共同体」(カリコム)を構成する14カ国との外相会合を14日に東京で開くと発表した。「共通の価値や原則に基づく連携を確認する」と強調した。

関係者によると、中国を念頭に経済的威圧や力による一方的な現状変更への反対を共同声明に盛り込みたい考えだ。

ジャマイカやハイチ、バルバドスの外相らが出席する予定。カリコムは自然災害の影響を受けやすい小さな島国が多く、政府は気候変動や防災対策の支援を打ち出す方針。声明で国連安全保障理事会改革を巡る協力も確認する見通しだ。

日本は国連などで一定の発言力があるカリコムとの協力を重視し、外相会合を定期的に開催している。

〔共同〕

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