防衛省は10日、陸上自衛隊が運用する輸送機「オスプレイ」の飛行を同日から当面の間、災害派遣など必要な任務を除き見合わせると発表した。米軍がオスプレイの運用を停止した措置を取ったとの通達を踏まえて、安全確保を優先する。
AP通信によると米軍が運用するオスプレイを巡り11月に米国内で墜落につながりかねない事故があった。
防衛省の安居院公仁報道官は10日の記者会見で「米側からしっかりと情報提供を受けて、飛行の安全確保について確認する」と語った。在日米軍のオスプレイの運用状況も確かめているという。
陸自のオスプレイは現時点で木更津駐屯地(千葉県)に16機、与那国駐屯地(沖縄県)に1機を置いている。飛行見合わせは10月に与那国駐屯地で起きた損傷事故の原因を調査した時以来となった。
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