林芳正官房長官は9日の記者会見で、シリアで独裁政治を続けてきたアサド政権が崩壊したことについて「重大な関心を持って注視する。全てのシリア人が基本的人権を共有し、自由と繁栄を享受できることを強く望む」と述べた。
林氏は「市民を含む多くの犠牲者が発生している状況を深く憂慮し、更なる人道状況の悪化を強く懸念する」と指摘した上で、「今回の動きは状況の改善につながる可能性があるものとして期待をしている。我が国として引き続きシリア危機の解決に向け、国際社会と連携していく」と強調した。また、現時点で在留邦人の被害情報は入っていないと明らかにした。【鈴木悟】
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