国会では参議院の予算委員会が開かれ、政策活動費廃止の例外について議論が行われました。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者がお伝えします。
野党側は、政策活動費の一部を非公開とする自民党案の「要配慮支出」を「抜け穴」だと追及していますが、石破首相は、時に笑いも誘う“石破節”で応戦しました。
立憲民主党・小沼参院議員:
「要配慮支出」とのご指摘がありました。聞いても何なのか、イメージが分かりません。
石破首相:
配慮を必要とする支出という意味でございますが、そうとしか言いようがない。全てをオープンにすると、交渉そのものがうまくいかないことはあることだ。本当にごくごく限局されたものでないと、政策活動費を廃止しましたと言っても、誰がそんなもの信じるかということになります。
石破首相は「『要配慮支出』はごく限定的な国益を考えたもので、抜け道だとは全く考えていない」と理解を求めました。
一方、自民党は、旧安倍派の萩生田元政調会長らの出席を念頭に、衆議院で政治倫理審査会を開く方向で調整に入りました。
これまで政倫審で弁明していない15人の議員が対象で、大半が出席の意向を示しているということですが、2024年内に開催できるかは不透明です。
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