国会で5日、衆院の予算委員会が、30年ぶりに野党からの委員長となった立憲民主党の安住淳氏のもと、集中審議を行った。

与党の過半数割れを受け、安住氏は、前の特別国会から予算委員長を務めているが、委員会での質疑は5日が初めて。

持ち時間を超過して質問しようとする立憲の議員に対し、安住氏が「時間がないから。時間を守りなさい」と厳しく注意する場面もあった。

また、自民党・旧安倍派の裏金事件を巡り、立憲の野田代表が、元会計責任者の参考人招致を要求した際には、安住氏が「理事会で速やかに協議する」と引き取った。

安住氏は、これまで国会対策委員長などを歴任し、与党に対し厳しい態度を示していたが、「熟議の国会が実現するよう黒子に徹して頑張る」(安住氏・先月13日)との姿勢で、委員長としての“デビュー”を果たした。

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