2025年4月に開催される大阪・関西万博の会場警備費について、伊東良孝万博相は3日の会見で、約55億円増額することを明らかにした。各国の政府要人が増加したことなどを理由としていて、警備費の総額は約255億円となる見通し。

伊東万博相は会見で、これまで会場内の警備費約199億円について、「約255億円に増額し、関連予算を補正予算案に計上した」と述べた。

増額の理由については、「政府要人が相当数来られる見込みになり、警備費を積み上げた」と述べた。

さらに、「海外パビリオンのイベントの具体的検討が進み、想定以上のイベント増に伴う要人の来訪、関係車両が増加した」と説明した。

また、参加国が自国で建設する「タイプA」パビリオンの減少に伴い、代わりに整備される休憩所や空きスペースにも警備が必要で、その費用が増えたことも「あると思う」と述べた。

伊東万博相は「出展者が変わったり、撤退したり新規に申し込みがあったりするのは世の常で、臨機応変に対応をしなければならない」と述べ、増額に理解を求めた。

この他、万博開催をPRする費用もこれまで約40億円と公表されていたが、約29億円増額し、補正予算案に盛り込んだ。

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