兵庫県議会の12月定例議会が3日開かれ、斎藤元彦知事が再選後初となる所信表明を行いました。
【兵庫県 斎藤元彦知事】「まずは文書問題を通じて、多くの県民の皆様にご心配をおかけしていることを改めて心よりお詫びを申し上げます。
先の知事選挙におきまして、県民の皆様から大きなご協力をいただき、兵庫県知事として再び県政を担うことになりました。重責に身が引き締まる思いであり、『兵庫の躍動を止めない』という強い志を胸に、兵庫県政を前に進めていく決意でございます。
3年前の知事就任以降、私が全身全霊を注いできたのは県民の幸せのために、兵庫の未来のために、何が大切なのかを考え、新たな事業展開や改革に挑戦をするということでした。
しかしながら、その過程でおごりや慢心があったのかもしれません。新たなスタートを切るにあたり、こうした点を冷静に見つめ直し、丁寧な対話と謙虚な姿勢を胸に刻んで、県政運営に臨むことを誓い申し上げます」
■公選法違反について、「違反する内容はない」
その後の会見で、知事選の選挙活動に関する疑惑については「違反するものはない」との認識を改めて示し、文書問題に関するデータがSNS上で拡散していることについて、「第三者の機関を設置することを検討したい」と述べました。
(Q:再選後初めての議会ということで、今日の感想は)
【兵庫県 斎藤元彦知事】「新たな県政のスタートということで、知事と県議会が車の両輪として、県政を前に進めていかなければならないという思いがありますので、本当に身の引き締まる思いで、今日の開会を迎えさせていただきました」
(Q:選挙運動の収支報告書に政策スライドの項目が掲載されていなかったようだが、どこに計上されているのか?)
【兵庫県 斎藤元彦知事】「収支報告書については、選挙管理委員会に教えをいただきながら提出をしたというふうに伺っています。内容については、公職選挙法等、適正なもの、違反するものはないと私も認識してます。内容についての詳細含めて対応については、代理人弁護士にお願いしています」
(Q:選挙戦の問題について、今後、知事が同席して説明する機会は設けるのか?)
【兵庫県 斎藤元彦知事】「法的な観点含めた多角的な面がありますから、代理人弁護士さんに対応をお願いするということです」
(Q:SNS上で文書問題に関して県の内部情報とみられる内容が拡散されている状態だが、何か対応はするのか?)
【兵庫県 斎藤元彦知事】「昨日もお伝えさせていただいた通り、SNS上で今回の文書問題に関する内容のものが出てるという状況は、承知しておりまして、それについて私も詳細はまだ確認できていませんけども、第三者の機関を設置することを検討していました。そこで事実関係を含めて対応していくと考えています」
(Q:どんどん拡散されている状態で、いち早い対応が必要ではないのか?)
【兵庫県 斎藤元彦知事】「いまSNS上で出ている文書が、今回の文書問題に関するものなのかどうかということ自体が分からないので、そこは弁護士などを含めた第三者機関の中で事実関係をきちんと確認して対応していくことがいいと思っています」
(関西テレビ 2024年12月3日)
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