岩手県盛岡市紺屋町へのマンション建設を契機とした景観を守るための動きに進展がありました。
盛岡市の内舘茂市長は12月2日今後は住民と協議した上で建築物の高さなどを制限できるルールを制定する方針を示しました。

盛岡市 内舘茂市長
「地域が一体となって紺屋町らしいまちづくりを進めていけるように少し時間がかかるかもしれないが盛岡市も一緒になって進んでいきたい」

市がまちづくりのルール制定に取り組むきっかけとなったのは2024年の春から東京の不動産会社が盛岡市紺屋町に建設を進めている高さ43メートルのマンションでした。

その建設により歴史ある街の景観が損なわれる懸念があるとして市民有志がビルの高さを制限するなどの条例の制定を求める要望書を市に出したのです。

会見で内舘市長は今回のマンションは対象外であるものの今後紺屋町の住民と協議した上で建築物の高さや色などを制限できるルールづくりを2025年度を目標に進める方針を示しました。

また紺屋町を含む中心市街地の高さ10メートル以上の建築物の開発について住民と事業者・市が事前に調整できる仕組みを作るための条例についても2025年度を目標に整備するとしています。

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