立憲民主党の長妻代表代行は2日午前、記者団に対し、水道水などにも含まれる有機フッ素化合物=PFASに関する政府の調査や対応は不十分だと指摘し、より厳しい規制を行うための法案を国会に提出する方針を示した。

PFASは水や油をはじく効果があり熱にも強いことから、さまざまな製品に幅広く使われてきたが、分解されにくいため人体への影響が国際的に懸念されている。
環境省などが全国の水道事業者を対象に行った最新の調査では、含有量の暫定目標値を超えた事業はなかったが、回答があった事業者のうち、約40%は検査を行っていない。

長妻氏は、「政府の対応は非常に不十分なので、我々は法案を準備をしている。何よりも血中濃度、人体に対する影響の基準値は他の国で決めているところもあるので、これも政府に迫っていきたい」と述べた。

さらに、準備している法案について、「基準値について、他の国に比べ緩いということもある。政府に対し、プログラム法のようなことで、こういうことを検討・実施しなさいと厳しい規制を促していくような法案を考えている」と説明した。

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