石破茂首相は1日、生家のある鳥取県八頭町を訪問した。妻・佳子氏とともに、8月に総裁選出馬を表明した和多理神社を参拝した後、父・二朗元旧自治相(現総務相)の墓参りをした。
首相は神社で記者団に、少数与党であることを踏まえ、「『政府は野党の言うことに誠実に耳を傾けているね』という世論が高まる以外に、この難局を乗り切る手立てはないと思っている」と述べ、2日から始まる国会での本格論戦を前に、丁寧に対応していく考えを改めて示した。
その上で、「人気取りの政治をすればいいとは思っていない。ご理解いただくのが難しいからといって困難な政策を忌避するようなことがあってはならない」とも述べ、賛否が割れるような政策にも取り組む姿勢を強調した。
首相は1日午後、空路で帰京した。【内田帆ノ佳】
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