日本維新の会の衆院選の結果を受けた代表選が12月1日に投開票される。届け出順に吉村洋文共同代表(大阪府知事)、金村龍那衆院議員、空本誠喜衆院議員、松沢成文参院議員の4人が立候補している。
【ビジュアル解説】
- ・維新代表選、しくみや構図 なぜいま?大阪以外の候補出馬
代表選は17日に告示された。馬場伸幸代表は衆院選の結果を踏まえて出馬しなかった。吉村氏が有力視されており、2025年夏の参院選へ向け党勢回復の道筋を示せるかが焦点となる。
国会議員や首長・地方議員ら特別党員840人ほどと2年以上党費を納めた一般党員およそ2万5千人が代表選の選挙権を持つ。特別党員も一般党員も同じ価値の1人1票で競う。最多得票を得た候補者が新代表となる。
維新は衆院選で議席を公示前の43から38に減らした。大阪府の小選挙区では全勝したものの、比例代表の全国得票数は510万と21年衆院選から300万票程度、減少した。
党内には吉村氏が優勢との見方がある。新型コロナウイルスの感染拡大への対応などで全国的に知名度が高い吉村氏に選挙の顔としての期待が集まる。
吉村氏は討論会などで全国政党化の目標を掲げ続けると表明している。党勢の反転に向けて、地盤の関西圏以外でも有権者を引き付ける政策を掲げることができるかが問われる。
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