ブラジルを訪問中の岸田首相は4日(日本時間5日朝)、サンパウロで記者会見し、自民党の派閥の政治資金問題を受けた政治資金規正法の改正について、「今国会中の改正に向けて全力を挙げる」と述べた。

さらに国会の政治改革特別委員会の議論に向け、「6日の帰国当日にも、自民党の政治刷新本部のメンバーと面会し、改革の方向性を確かなものにしていきたい」と述べた。

また、憲法改正については、「自民党総裁として、任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかも変わりはない」と強調。「一歩でも議論を前に進めるため、最大限努力していきたい」と述べた。

一方、衆院の解散・総選挙について、岸田首相は「政治改革の実行、経済対策など先送りできない課題、外交も含めた内外の諸課題に全力で取り組んでいく。これに専念していく」としたうえで、「結果を出すことが重要であると考えており、それ以外のことについては現在考えていない」と述べた。

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