10月27日に投開票が行われた衆議院議員選挙で、愛媛県警は二重投票の疑いで県内の20代の男性を書類送検したと発表しました。
県警はこのほかポスターや文書の撤去命令違反などで11件の警告を出し、今月26日付で選挙違反取締本部を解散しました。

書類送検されたのは愛媛県内の20代の男性です。

県警によりますと、男性は期日前投票をしていたにも関わらず、先月27日の投票日に再び投票した二重投票の疑いです。
男性は投票所で職員から2回目の投票であることを指摘されていましたが、否定して投票。
男性の票は仮投票とされたため選挙結果に影響はなかったということです。
県警は捜査への支障や陣営への影響を理由に男の認否や選挙区を明らかにしていませんが、テレビ愛媛の取材に対し松山市選挙管理委員会は警察へ通報したことを公表しています。

県警の選挙違反取締本部は、約1800人体制で選挙違反の取り締まりにあたり、このほかにポスターや文書の撤去命令違反7件、文書掲示違反2件など計11件の警告を出し26日付で解散しました。

県内の国政選挙での検挙は2019年の参院選で選挙ポスターを破った自由妨害の容疑以来で、警告件数自体は3年前の衆院選と比べ5件減少しています。

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