福島第一原子力発電所2号機では、11月7日に燃料デブリの試験的取り出しが完了し、12日原発事故後初めて原発の敷地の外へと運び出された。
燃料デブリは、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究施設に運び込まれ、13日は外観の確認などを行い、14日からはX線や顕微鏡などを使った分析に入るということだ。
JAEA・日本原子力研究開発機構の担当者は「成分が分かることで固さなんかが推定できますと、工法なんかの検討ができますし、ウランの量なんかが分かってきますと、臨界の評価に関わってくるという形になります」と話した。
分析には数カ月から1年程度かかる見通しで、日本原子力研究開発機構は「将来の本格的な取り出しに向けた具体的な方策の検討につなげたい」としている。
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