首相指名選挙で石破茂首相に敗れた立憲民主党の野田佳彦代表は、12日、自らのホームページにコメントを掲載し、「政権交代前夜がまだしばらく続くことになったが、夜明けが早まるよう力を蓄えていく決意だ」と表明した。
ホームページの国政の動きや自らの考え方を記した「かわら版」で、野田氏は、引き続き政権交代を目指す考えを示す一方で、「国会人事では国会改革を大きく前進させる配置を実現することができた」と強調した。
野田氏は、「特に予算委員長のポストを30年ぶりに野党が得たことは画期的な出来事だ」とした上で、予算案について、「政府・与党が思い描いたカレンダー通りに予算委員長の職権の下で審議・採決された。国会は政府の下請け機関のようになり、審議は形式的で空洞化していた」と指摘。
「実質的な予算審議に変わるチャンスが訪れた」と意義を強調した。
さらに、野田氏は、「今月末から始まるであろう臨時国会では補正予算案が審議される。既に立憲案は取りまとめた」とした上で、「能登の復旧・復興や物価高対策などに的を絞った自信作だ。是非修正協議に持ち込みたい」との考えを示した。
最後に、「国会の風景が様変わりするでしょう」と結んでいる。
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