林芳正官房長官は31日午前、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け臨時の記者会見を開き、「今回の発射は国際社会全体への緊張をエスカレートさせる暴挙であり、断じて容認できない」と強調。関連する国連安全保障理事会決議に違反するとして、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重抗議したと明らかにした。
また、石破茂首相と関係閣僚による国家安全保障会議(NSC)を緊急で開催し、ミサイル情報の収集と分析を行い、さらなる弾道ミサイル発射に備え、警戒監視に万全を期すことを確認したと説明した。
北朝鮮が7回目の核実験に踏み切るのではないかとの観測が出ていることについては「核・ミサイル能力を強化していく意思を一貫して示しており、実験の実施を含めてさらなる挑発行為に出る可能性はある」と述べた。【鈴木悟】
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