日本維新の会は30日、国会議員団の役員会を開いた。浅田均参院会長が衆院選で公示前の43議席から38議席に減らしたことを受けて馬場伸幸代表と藤田文武幹事長(選挙対策本部長)に辞任を要求した。「選挙は大惨敗だ。責任を取って代表と選対本部長は辞意を表すべきだ」と述べた。
浅田氏は自民党の小泉進次郎氏が投開票日翌日の28日に選挙対策委員長を辞任したことに触れ「新しくなった(他党の)体制と古い維新が対峙することになる」と話した。
「自民党派閥の政治資金問題の後に自民党の議員が誰も責任を取らなかった場面と二重写しになって、維新にとってマイナスだ」と語った。猪瀬直樹参院幹事長が「そうだ」と同調した。
藤田氏は役員会後に国会内で記者会見を開き「今回の選挙については私が戦略のほぼ9割以上を差配していた。責めは私が一番受けるべきだ」と説明した。「代表選をするとなれば、堂々と規約に基づいて代表選をする」と言及した。
馬場氏の進退を巡っては、吉村洋文共同代表(大阪府知事)が28日、代表選の実施を要求した。「大阪以外は完敗だ。実施するのが筋だ」と言明していた。
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