27日に投開票が行われた衆議院議員選挙。

政治とカネの問題を受けて自民党が「逆風」といわれる中、長崎県内では3つの小選挙区のうち2つの議席を自民党が勝ち取りました。

長崎県内では新たな区割りとなってから初めて行われた衆院選。

長崎1区では国民民主党の前職・西岡秀子さん(60)が8万7000票余りを獲得し、新人4人を大きく引き離して3回目の当選を果たしました。

3回目の当選を果たした国民・前職 西岡秀子氏
「長崎市民の皆さまの本当に切実な声や声にならない声も引き続きこれからも国政に伝えてまいりたい。その思いでいっぱいでございます」

区割りの変更に伴い、前職2人が顔を揃えた長崎2区。

10万円の不記載で「比例復活なし」という背水の陣で臨んだ自民党の前職・加藤竜祥さん(44)が1万4000票以上の差をつけて逃げ切りました。

再選を果たした自民・前職 加藤竜祥氏
「逆風の中での選挙、原因はご承知の通り政治とカネであります。まずはしっかりとこの問題に向き合うこと、直視をすることが自民党全体に求められている」

立憲民主党の前職・山田勝彦さん(45)は比例で復活当選です。

比例で復活当選した立憲・前職 山田勝彦氏
「国会に戻していただいたことに素直に素直に感謝申し上げます。改めて国会に戻って本当の意味での政治改革を進めなければならない」

長崎3区では自民党の前職・金子容三さん(41)がすべての市町を制し、9万930票を獲得しました。

再選を果たした自民・前職 金子容三氏
「今まで以上に皆さま方の声をしっかりと受け止め、皆さま方のご指導をいただきまして必ず県北、五島をいい町にしていく」

投票率は52.48%で、前回を4.41ポイント下回りました。

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