佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、県が開示しなかった国とのメールを、審査会が開示決定を行うよう県に答申したことについて、山口知事は18日の定例会見で「異論はない」とする考えを示しました。

【山口知事】
「情報の扱い方としてふさわしくないのではないかと私は考えたので是正を指示して全体としてもう1回見直すように、ということ」

この問題は去年、オスプレイの配備計画に反対する団体が、九州防衛局と県との間で配備計画に関してやり取りしたメールの開示請求を行い、国は今年7月に一部を開示しましたが、県は「公文書は不存在のため開示しない」と決定していました。
これを不服として団体は県に審査を請求したところ、審査会は9月末、決定を取り消し、対象の公文書を特定して開示決定を行うよう県に答申していました。

山口知事はこの答申に対して18日の会見で「メールがあるのに『不存在」と担当が判断したようだが、組織的メールだと「公文書」で個人アドレスを使うとそうではないというような整理の仕方で、情報の扱い方としてふさわしくない」と説明。
その上で「審査会の答申について異論はない」として規定などを見直すよう指示したことを明らかにしました。

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