福井市中心部のにぎわいの新たな拠点として整備が検討されている「福井アリーナ」について福井市の西行茂市長は30日、行政が負担する整備費用、約50億円の内訳の見通しを明らかにしました。負担額は国25億円、県15億円、市が10億円と見込まれます。
福井市東公園に建設が予定されているアリーナは、プロバスケットボールチーム「ブローウインズ」の本拠地やコンサート会場などとして整備される予定で、3年後の完成を目指しています。
福井商工会議所などが発表した基本計画案では、整備費約105億円のうち、国、県、市に約50億円の行政支援を求めています。
西行福井市長は「国は非保有型公共的な施設を推奨している。デジタル田園都市国家構想交付金を令和4年度から使えるようになった。それには地方負担がついてくる。県が15億、市が10億」と、会見で行政の負担分の内訳を明らかにしました。
国の「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用した場合、建設費の行政の負担金は
国が25億円、県が15億円、市が10億円になるとみられています。
西行福井市長:
「ブローウィンズの試合を見てきたが、それが私を後押ししてくれた。議会の理解を得つつ、これから議論を積み上げていけば、その先にはできるだろう」
福井市は今後、国へ交付金を申請したいとしていますが、これに対して県の担当者は「この交付金を活用するかどうかも検討している段階だ」と述べるにとどめました。
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