三つ巴の戦い 日田市や佐伯市など県内で最も広い選挙区

衆議院議員選挙が15日、公示されました。県内では3つの小選挙区に合わせて10人が立候補しました。

大分2区は日田市や佐伯市、臼杵市など、西部から南部まで県内で最も広い選挙区となっています。有権者数は25万4255人です。

立候補したのは届け出順に、
立憲民主党の前職、吉川元候補。

無所属の新人、広瀬建候補。

自民党の前職、衛藤征士郎候補。

以上の3人です。

3人はそれぞれ各地で出陣式を開いて12日間の選挙戦をスタートさせました。


悲願の小選挙区当選を目指す立憲・前職の吉川元候補

◆立憲・前職吉川元候補
「政治への信頼は地に落ちました。その原因は言うまでもなく、裏金問題」
「政治への信頼を勝ち戻す、取り戻すために、負けるわけにはいかない戦い」
「地場、中小をしっかり支援しながら、最低賃金を引き上げていく」

前回、衛藤候補との一騎打ちで654票差で敗れた立憲民主党・前職の吉川元候補は、政治とカネの問題を厳しく批判し、教育格差の是正や地域活性化を訴えます。

過去4回はいずれも比例復活だったため悲願の小選挙区での初当選を目指しています。

前知事の次男で、初の選挙で当選を狙う無所属・新人の広瀬建候補

◆無所属・新人 広瀬建候補
「日本を取り巻く状況、刻一刻といろんな動きが出てきております」
「今までの従来の自民をこのまま選んでいくのか」
「批判ばかりする立憲民主を選ぶのか、はたまた新しい政治をしよう、何か変化を大分県にもたらそう、何か変化を国にもたらそうとしている新しい政治を選ぶのか」

与野党一騎打ちだった戦いに割って入ったのが、無所属・新人の広瀬建候補です。

父は前県知事の広瀬勝貞氏ですが、自民党からの公認は得られず無所属で出馬に。

民間企業で働いていた経験をアピールし、地域産業の発展などを訴えています。

当選14回目を目指すベテランの自民党・前職の衛藤征士郎候補

◆自民・前職 衛藤征士郎候補
「派閥の政治資金パーティーのことで大変皆さん方にご迷惑おかけしました。深くお詫びを申し上げます」
「皆さんとともに積み上げてきた、この地方自治。そして47年の国政のこの実行力、これを最後の選挙で集大成として、何としてでも挑戦していきたい」

自民党・前職の衛藤征士郎候補は当選13回のベテランで、今回の選挙を自身の集大成と位置づけています。
出陣式では党の役職停止の処分を受けた政治資金の問題を説明し、謝罪。
その上で、国会議員47年の実績を訴えるとともに高齢者の代表として国会に送り出してほしいと支持を求めています。

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