衆議院議員選挙が公示され、12日間の選挙戦がスタート。長野県内5つの小選挙区には13人が立候補しました。
長野1区には届け出順に日本維新の会・新人の若狭清史さん(44)、立憲民主党・前職の篠原孝さん(76)、自民党・前職の若林健太さん(60)の3人が立候補しました。
三つ巴の争いとなった長野1区の初日の様子です。
維新・新 若狭清史候補:
「自分の思いをきっちり伝えていけば。やる気に満ちています」
日本維新の会・新人の若狭清史さんの出陣式には支持者など約50人が集まりました。
自民党派閥の裏金問題などによる政治不信からの脱却には「政権交代が必要」と訴えます。
維新・新 若狭清史候補:
「『政治とカネ』の問題は権力集中によってできたこと。これに関しては徹底的に追及していくべき。政権交代が定期的に起きる緊張感のある政治を行わなければならない」
初日は地元の長野市篠ノ井地区を中心に遊説しました。前職2人との戦いで知名度の差を感じていますが、SNSも活用し幅広い世代に支持を広げていきたいとしています。
候補に吹いている風はー?
維新・新 若狭清史候補:
「変えてくれと、若い力でどんどん動き回る政治をやってくれと。皆さんと話すとそう言ってもらえるのでそういう風を感じてます。税のあり方、地方創生、外交を訴えていくことによって様々な問題の解決につながると思うのでそういうところを徹底的に訴えたい」
立憲民主党・前職の篠原孝さん。出陣式には社民党や連合長野の関係者など約100人が集まりました。
石破首相については「党を超えた仲」だと評価している部分もありますが、「自民党の政治は変えなければいけない」と訴えます。
立憲・前 篠原孝候補:
「農政は出来ても、日本の政治を変えることは石破茂首相が自民党である限り絶対に出来ない。裏金議員は一掃しなければなりません。統一教会、裏金、全部安倍派のしでかしたことです。こういう政治を続けさせるわけにはいきません」
コロナ禍だった前回選挙ではミニ集会を控えるなど自主的に活動を制限しましたが、今回はこまめに地域を回り有権者との対話に力を入れる方針です。
吹いている風はー?
立憲・前 篠原孝候補:
「情けないことですが、あっちに逆風が吹いているだけで、こっちに順風はまったく吹いていない。地方創生の特別交付金を増やして地方を何とかしなくてはという気持ち」
自民党・前職の若林健太さん。再選を目指す選挙は、自身の「裏金問題」についての土下座の「お詫び」で始まりました。
自民・前 若林健太候補:
「本当に申し訳なく、お詫びを申し上げます」
一連の問題では368万円分の収支報告書への不記載があったことが判明し、比例との重複立候補が認められませんでした。街頭では「しっかり反省しつつ、改革に取り組みたい」と訴えています。
自民・前 若林健太候補:
「不記載の問題は自ら襟を正して、二度と起こしてはならない。私自身が自民党の先頭に立って政治改革に向き合っていく」
初日は、選挙区内の全10市町村を遊説しました。厳しい目を感じながらも、地道に丁寧に説明し、支持を訴えていきたいとしています。
吹いている風はー?
自民・前 若林健太候補:
「引き続き逆風の中での戦いだと思っています。間違いなく北信は動いている。動き始めた北信を止めないで、その先の10年を任せていただきたい。未来への選択ですと訴えていきたい」
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