衆議院選挙が15日に公示されました。佐賀県の2つの小選挙区には6人が立候補し、12日間の選挙戦がスタートしました。

佐賀1区に立候補したのは、届け出順に自民党・前職の岩田和親さん51歳、立憲民主党・前職の原口一博さん65歳の2人です。

【自民・前 岩田和親候補】
「政治家としての、政治家・岩田和親として、この戦いはもう最後の戦い。この決意でこの厳しい戦いに臨んでいる。絶対に負けられない」

自民党・前職の岩田和親さん51歳。今回、出陣式のステージは発注せず既存のものを使用。政治とカネの問題を受けて経費を見直し、党の信頼回復に務める決意をアピールします。

【応援】
「頑張ってください」「頑張ってね、ここで絶対よ」
【自民・前岩田和親候補】
「ここで絶対」

岩田さんは、対立候補に3連敗中ですが、前回はわずか133票差。「後はない」と周囲に強調し、背水の陣で臨みます。

【立憲・前 原口一博候補(65)】
「今回の選挙は金返せでしょ。裏金。あれ不記載の人がいけないと言っていますが、もらうこと自体がいけないんですよ。岸田内閣、石破内閣。増税増税増税じゃありませんか。佐賀県でどれだけ消費税で倒産していますか」

立憲民主党・前職の原口一博さん65歳。出発式には約160人が集まりました。
初日の15日は佐賀市と鳥栖市で街頭演説。得意のSNSでライブ配信も行います。

【立憲・前 原口一博候補】
「去年悪性リンパ腫でした。たくさんの皆さんが助けていただいて、がんが寛解しました。ありがとうございます!」

体調面では、去年発覚した悪性リンパ腫が寛解し万全であることをアピール。知名度と実績を武器に10期目を目指します。

佐賀2区に立候補したのは、届け出順に自民党・前職の古川康さん66歳、立憲民主党・前職の大串博志さん59歳、共産党・新人の井上祐輔さん38歳、参政党・新人の下吹越優也さん31歳の4人です。

【自民・前 古川康候補(66)】
「佐賀県を元気な存在にする。そのこと一つに取り組んで参りました。経験したことがないような大変な荒波のなかの選挙になります。みなさま方のお一人お一人のお力をぜひとも私に賜りますよう心からお願いを申し上げます」

自民党・前職の古川康さん66歳。公明党や県農政協議会が推薦し、出陣式には約700人が参加しました。
対立候補とは過去3回争い、直近2回で敗れている古川さん。
「足を使って勝つ」と小選挙区での必勝を誓います。

【立憲・前 大串博志候補(59)】
「裏金、金、しがらみで動く政治から私たちひとりひとりの声で動く当たり前の政治に変えていけるかどうかの大きな選択のときだ」

立憲民主党・前職の大串博志さん59歳。党の選挙対策委員長や代表代行を務めています。選挙戦では、党の幹部として全国の応援に回るため地元での活動は3日のみ。妻の佳子さんを中心に支援を呼びかけ、7回目の当選を目指します。

【共産・新 井上祐輔候補(38)】
「自民党の裏金事件、解決をしていく、正していく、その大きな力になるのが日本共産党の躍進です。日本共産党を伸ばしてこそ、金で動く政治から国民の声で動く、そういった政治に転換をすることができるんです」

共産党・新人の井上祐輔さん38歳。唐津市議や県議の経験があり、15日は地元で選挙戦をスタートしました。
共産党の候補が佐賀2区に候補者をたてるのは7年ぶり。政治とカネの問題など、政権への批判票の取り込みを狙います。

【参政・新 下吹越優也候補(31)】
「佐賀の方々に参政党を1人でも多くの方に知って頂きたい。わたくしは減税、積極財政、子育て教育、子育て政策、一生懸命訴えてまいります。どうぞ参政党の下吹越優也をよろしくお願いします」

参政党・新人の下吹越優也さん31歳。佐賀市の出身で、家業の習字教室を手伝っています。今回が初の立候補で、党のイメージカラーの“だいだい色”のネクタイで出陣式に臨みました。
政治の世界は未経験。有権者と同じ目線に立ち、初当選を目指します。

衆議院選挙は10月27日に投票が行われ、即日開票されます。

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