衆議院議員選挙が15日に公示されました。この選挙戦初日に最も注目されるのが、候補者が有権者に訴える「第一声」。最も訴えたい政策や思いが集約されています。
愛媛2区は区割りの見直しにより、これまで2つの選挙区に分かれていた今治・上島と西条・新居浜・四国中央の東予が一つのエリアに。3人が立候補していて、何を最も訴えのか分析しました。
立候補したのは、届け出順に日本維新の会で新人の梶野耕佑さん、立憲民主党で前職(比例ブロック)の白石洋一さん、自民党で前職の井原巧さんです。前回の選挙で接戦を演じた自民と立憲の前職に新人が参戦しました。
日本維新の会で新人の梶野耕佑さんは、第一声で2分20秒の訴えのうち半分近くを「政権選択」にあて、既存のしがらみや既得権にとらわれない政治の実現を訴えました。
維新・新 梶野耕佑候補:
「この失われた30年を振り返ってですね、この政府は相変わらず補助金やばらまきなどのですね。この対症療法。これでは、この日本の成長はないというふうに私は考えております。今の日本に必要なのは対症療法ではなくて突き抜けた改革。これが必要だと考えております。改革をできるのはしがらみや利権のない我々日本維新の会。そしてこの愛媛では梶野耕佑とできると考えております」
立憲民主党で前職の白石洋一さんは、約15分間の第一声のうち、消費税の減税など庶民の暮らしに関わる「税負担」に最も時間を割いたほか、「政治とカネ」についても石破政権を厳しく追及しました。
立憲・前 白石洋一候補:
「自民党に献金をする。その見返りとして優遇税制を取っている。ほかにも自社に有利な補助金制度を作らせる。こういうことの積み重ねがもう30年ずっと続いているから、社会保障が充実しないし、いつまで経っても生活に見通しがつかないんです。今回裏金の問題でこの部分の仕組みが少しわかるようになってきました。自民党のトップが変わっても政治は変わりません。政権交代が最大の政治改革です」
自民党で前職の井原巧さんは、まず自身の所属していた旧安倍派を巡る政治資金収支報告書への不記載問題について謝罪。信頼回復へ国・県・市の連携による「地方創生」や「教育」の充実を訴えました。
自民・前 井原巧候補:
「政治とカネの問題から、国民に政治の失墜をされるようなそんな事態にあいなりました。私自身も会員の一人として責任を感じたと同時にその末端の席にいた者として、今回のこの経験、心から反省しお詫びすると同時に、だからこそしっかり信頼を取り戻すのも我々の責任だと思い、本日この壇上に立たせていただいております」
有権者は38万2846人(14日時点)の受け止めが注目されます。
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