公明党は14日夜、衆院選(15日公示―27日投開票)で大阪府と兵庫県内の6選挙区の候補者の比例重複を見送ると発表した。関西で日本維新の会と初めて小選挙区で対決する。府本部代表の石川博崇参院議員は記者団に「大阪、関西の情勢は極めて厳しいが、正々堂々と挑んで勝利したい」と語った。
公明党は大阪の4、兵庫の2選挙区で候補者を立てる。大阪を地盤とする維新との対決で厳しい選挙戦が予想されるため、2003年衆院選から適用をやめた比例重複の復活を検討してきた。公示直前の情勢を見極めた上で判断する方針だった。
維新は過去4回の衆院選で公明党の候補者がいる関西の選挙区には候補者を擁立してこなかったが、「大阪都構想」が2度否決され、公明党の協力を求める必要性が薄れたことなどから、今回の衆院選で対決姿勢に転じた。
維新は擁立が遅れた大阪9区を除き、大阪府内の選挙区の候補者の比例重複を認めない方針。
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