衆議院議員選挙はいよいよ15日公示です。
直前の3連休も党幹部クラスが続々愛媛入りし、激しい前哨戦が繰り広げられています。
「もうあんた、もう死んでもいい。すごくうれしい、会えて」と話す女性。
集まった有権者の熱い視線の先にいたのは、自民党の“選挙の顔”小泉進次郎選対委員長です。
自民・小泉進次郎選対委員長:
「選挙が始まる3日前に来てしまいました。何としてでも勝ちたい」
愛媛3区の伊予市を訪れ、自民党派閥の裏金問題で関係した議員を非公認にしたことなどについて理解を求めました。
自民・小泉進次郎選対委員長:「強い国民の皆さんの不信感をどうやって我々が覚悟を示して変わっていく姿をお示しをできるか。それがなければ、いくら政策が良くてもご支援をしていただける気持ちにはなかなかなれない」
また物価高対策について、賃上げや所得の向上を目指す石破内閣の経済政策をアピールしました。
自民・小泉進次郎選対委員長:
「これだけ物価高、そして中小企業や小規模事業者の皆さんが価格転嫁ができるか、そしてまた賃上げができるか。
世の中の方々の賃金を上げる、可処分所得を上げる、この好循環を作れる経済政策ができるかどうか」
演説の終了後は、聴衆との写真撮影などに応じていました。
観衆:
「自民党の問題があった件で、もう一度しめなおすところはしめなおすという意気込みも感じられたので、聞けて良かったです」
一方、野党も党首や幹部クラスが愛媛入りしました。
立憲民主・長妻昭代表代行:
「自民党は本当に変わるのか。石破総理になったら変わるのかということで私もかすかな期待はしましたが、これは全く期待はずれでございました。最速でがっかり致しました。自民党を変えるつもりが早々に自分が変えられてしまった」
愛媛2区の今治市を訪れた立憲民主党の長妻昭代表代行は、現在の政策では大企業ばかり優遇され、庶民が税金の恩恵を実感できていないと指摘しました。
立憲民主・長妻昭代表代行:
「地獄の沙汰もカネ次第のようなカネ・カネ・カネ。カネが集まるところにみなさんの払った税金や社会保険料が手厚くつく。その一方でカネが集まらないところは後回しになる。
こういう政治を変えるためにまず私たちは企業・団体献金を全面禁止する」
長妻代表代行は、「政治改革には、政権交代が最大の治療薬」と訴えました。
1区の松山市では、国民民主党の玉木雄一郎代表が街頭演説し、国民の「手取りを増やす」をキャッチフレーズに経済政策を訴えました。
国民民主・玉木雄一郎代表:
「賃金上げるのは民間の努力です。でもそこから取られる税金や保険料、これをいかに抑えて、皆さんの手取りが増えるようにするか、これは政府の努力なんです。政治の努力なんです。
私たちは具体的に、所得税、消費税の減税を行いたいと思います」
また、自民党の裏金問題についても厳しく追及しました。
国民民主・玉木雄一郎代表:
「政治活動に使った、つまり非課税の恩恵を受けられる政治活動です、という証明ができないのなら、皆さんと同じようにこれは所得税の課税対象資金ですよ。
延滞税も重加算税も耳そろえて税務署もって行けっていうのが当たり前じゃないですか」
聴衆:
「正直にすごくかっこよかったです。賃上げしても手取りがなかなか上がらないということは本当に実感しているところでありまして、子育てしてても大変だなと思うことがたくさんあるので、ぜひやってほしいなと思います」
聴衆:
「消費税とかに関して、暮らしのことをちゃんと話されていたのでその点では良かったなと思います。政治とカネだけじゃいけないと思うので」
衆議院議員選挙は15日公示され、27日に投票が行われます。
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