社民党は9日、衆院選公約を発表した。自民党派閥裏金事件を受けた改正政治資金規正法は「抜け穴だらけ」として再改正を主張した。政治資金パーティーや企業・団体献金の全面禁止に言及した。大企業の内部留保に課税し「3年間の消費税率ゼロ」を訴えた。

選択的夫婦別姓や同性婚の法制化を明記し、憲法9条「改悪」は絶対反対とした。全国一律で最低賃金1500円を「待ったなしで実現する」と強調。健康保険証とマイナンバーカードの一本化に反対し、現行の紙の保険証は残すとした。

「原発ゼロ」を掲げ、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出は中止。在日米軍基地の整理・縮小と日米地位協定を全面改定するとし、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有や武器輸出など、防衛力増強に反対した。〔共同〕

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