10月15日公示、27日に投開票が行われる見通しの衆議院選挙。各陣営は臨戦態勢に入っています。熊本3区と4区の立候補予定者の動きをまとめました。
熊本3区は、山鹿市、合志市、菊池郡市、阿蘇郡市、上益城郡が選挙区です。3人が立候補を予定しています。
【自民・現 坂本 哲志 氏(73)】
「当選をさせていただいて、自民党に対するさまざまな政治不信を払拭して、また、全力で日本のために、そして何よりも熊本、3区のために頑張らせていただきたい」
自民党・現職の坂本 哲志さんは6日、地元・大津町で事務所開きを行い、必勝を祈願しました。前の岸田内閣では農水大臣を務め、現在は党の国対委員長を務める坂本さん。なかなか地元に戻れない中、急ピッチで選挙に向けた準備を進めます。
事務所開きの前日には、選挙区内の市町村長や後援会幹部が一堂に会しての拡大選対会議を開催。自民党県連の前川 收 会長が組織の引き締めを図りました。
【自民党県連 前川 收 会長】
「(相手候補の)政党の大きさが違う、支持率が違う、それは関係ない。決してこれまでの戦い以上に厳しい戦いなるとの覚悟を持ちながら私たちが足で稼ぐ選挙をやっていかなければならない」
強固な組織力で8回目の当選を目指します。
【社民・新 橋村 りか 氏(52)】
「本当に命が大切にされる社会、誰も取り残されない社会、苦しい、つらいと声を上げることができる社会を一緒につくっていく。一緒に頑張ろう」
社民党・新人の橋村りかさんは6日、地元・益城町で事務所開きを行いました。支援を受ける県議や熊本市議のほか、橋村さんを「支持」する連合熊本の幹部らも駆けつけ、必勝を誓いました。
【連合熊本 友田 孝行 会長】
「今の政治の不信感を何とか緊張感のある政治状況に持っていく。働く者、生活者の立場に立った政治勢力を拡大していく」
橋村さんは7日、連合熊本の選対会議に出席。「若者が夢をもってはばたけ、生活者が安心して暮らせる社会を私たちの手に取り戻す」と決意を述べました。
【参政・新 植田 貴俊 氏(40)】
「TSMCの影響は大きいと思ったので、本当に今のまま進んでいいのだろうかということを一つ課題として訴えていきたいと思い3区からの出馬を決めた」
7日に会見を開き、出馬を表明した参政党・新人の植田 貴俊さん。八代市出身でこの春まで熊本県職員として働いていました。植田さんは「台湾の半導体製造大手TSMCの進出により農地が工業用地に転用され減少している」と指摘。「TSMCに反対ではないが、半導体産業と農業のバランスが大事。地域の声を聞いて立ち止まって考える必要がある」と訴えました。
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