衆院選へ向けた動きです。野党側は、候補者の一本化に向けぎりぎりの調整が続いています。

信州市民連合:
「市民と野党の統一候補をつくって、一本化して戦おうと」

10月5日、市民団体などでつくる「信州市民連合」が、立憲民主党、共産党、社民党の県組織に、改めて「候補者一本化」を要請しました。

3党は2024年7月、市民連合からの要請を受け一本化を含む「共闘」で合意しました。

しかし、これまでに一本化はまとまっておらず、3区と5区で立憲と共産が競合しています。

さらに、共産が必勝区と位置付ける4区でも立憲の党籍を持つ元塩尻市議が出馬を表明。

ただ、県連の杉尾代表は、一本化の協議への影響を避けるため、4区での公認については慎重な姿勢です。

立憲民主党県連・杉尾秀哉代表:
「4区も全体の大きな流れの中にあるということになると、まだ交渉の最中なのでこのまま公認を党本部に上申する段階ではない。長野県で勝って政権交代ののろしを上げる、そのための最善の策は候補の一本化。私は期待して3区、5区の共産党の(取り下げ)判断を待ちたいと思う」

共産も「最後まで一本化を目指す」方針ですが、立憲の野田代表が共産との連携に消極的なこともあり、難しい調整になるとしています。

共産党県委員会・鮎沢聡委員長:
「時間的な問題などで厳しい、困難な面はあるが、最後までぎりぎりまで中央の話し合いも見守りながら、努力しようじゃないかと」

2016年から続てきた野党共闘は実現するのか。ぎりぎりの調整が続いています。

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