石川県輪島市を訪れ、記録的豪雨で家屋が流された現場を視察する石破首相(5日午前、石川県)=代表撮影・共同

石破茂首相は5日、就任後初めて石川県を訪れ、能登半島地震と豪雨の被災地を視察した。地震により大規模火災に見舞われた同県輪島市の朝市や、豪雨の被害が大きかった同県珠洲市などの状況を確認する。

避難所になっている珠洲市立大谷小中学校を訪れ、石川県の馳浩知事から要望書を受け取る予定だ。豪雨の被災者の仮設住宅にも足を運ぶ。

首相は1日の就任後初の記者会見や、4日の所信表明演説でも能登半島の地震や豪雨被害に触れた。演説では「度重なる被災の前の活気ある能登を取り戻すため、復旧と創造的復興に向けた取り組みを一層加速する」と強調した。

4日の閣議で能登の地震・豪雨による被害への対応として10月中旬をめどに予備費からの追加の支出を調整するよう関係閣僚に指示した。

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