衆院選です。月内に行われることになり、長野県内の市町村の選挙管理委員会は慌ただしく準備に追われています。地方選挙を控えている自治体は、日程の変更も検討しています。

書類の確認に追われる職員たち。ポスター掲示板の場所など選挙に係る資料です。長野市の選挙管理委員会は、3日から他部署の職員も応援に入り、準備にあたっています。

長野市選挙管理委員会・山岸健二事務局長:
「もう今はバタバタしているのが正直なところで。なんとか今、頑張ってやっています」

衆院選が近いことは予測していましたが、具体的な日程が決まらないと準備できないことも多く、先日の石破首相の表明を受け、一気に準備が始まりました。

長野市選挙管理委員会・山岸健二事務局長:
「日が決まらないと人を集められない。もしかしたら11月かもしれないという情報もあって、なかなか。後手後手に回っています」

影響は他にも。長野市は選挙の開票作業を「ホワイトリング」で行っていましたが、27日は、体操のイベントがあり、今回は使うことができません。代わりに「ビッグハット」で行う予定ですが。

長野市選挙管理委員会・山岸健二事務局長:
「投票所、開票所に使うほとんどの物品がホワイトリングの倉庫にあります。われわれの一番の拠点なんですね。漏れなく、物資が運べるか、準備を滞りなく行いたいと思っています」

特に慌ただしいのが、地方選挙を控えている自治体です。千曲市は、市長選挙と衆院選の投開票日が重なりました。選管は「同時に2つの選挙の準備をしていかないといけないので、今までで一番忙しい」としています。

飯田市は、20日に市長選挙、27日に衆院選と2週続けての選挙に。選管は「間違いや混乱が起きないことを最優先に準備を進める」としています。

地方選挙の日程をずらしたところもー。

高山村は、経費削減や職員の負担の軽減などを理由に、村長選挙の期日を2週間早め、衆院選と同じ日にしました。

東御市も、市議会議員選挙を2週間早める方針です。選管は「有権者の利便性や立会人の負担を鑑み、同じ日の方が都合が良いと判断したと」としています。

NBSは各選管に取材を申し込みましたが、「準備が忙しすぎて対応できない」とのことでした。

新内閣の審判を問う衆院選。タイトな日程ですが、各選管の担当者は、気を引き締めて準備にあたっています。

長野市選挙管理委員会・山岸健二事務局長:
「ミスがあることが一番だめですので、ミスなくできるよう準備を頑張っているところです。急な選挙ですけど、しっかり候補者の方を見極めて、投票していただければ

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