自民党の派閥の政治資金パーティ裏金事件で、党員資格停止6カ月の処分を受けた衆議院議員の高木毅氏が処分期間を終え、4日付けで党員に復帰しました。
 
高木氏は27日投開票の衆院選で福井2区からの出馬に意欲を示していますが、今後は自民党の公認が得られるかが焦点となります。
 
旧安倍派の事務総長だった高木毅氏は、自民党の旧安倍派の裏金事件で自身の政治資金収支報告書に1000万円余りの不記載があり、2024年4月、8段階中3番目に重い党員資格停止6カ月の処分を受けました。
 
党員資格停止に伴い、福井2区の選挙区支部長や北陸新幹線与党整備委員長を解任され、今回の総裁選の投票権もありませんでした。
 
その高木氏は、処分期間を終え、4日に党員に復帰しました。加えて4日、党本部は福井2区の選挙区支部長への復帰を認めたということです。
 
高木氏は福井テレビの取材に「政治不信を招いたことを深く反省し、一から出直し、初心に帰り今後の政治活動に取り組みたい」と話しています。
 
高木氏は衆院選への出馬に意欲を示していますが、今後は党の公認が得られるかが焦点となります。
 
党本部は7日までに自民党県連に対し、衆院選福井選挙区で誰を公認するか示すよう求めています。
 
衆院選に向け、福井2区は自民党の現職・高木氏のほか、立憲民主党の新人・辻英之氏、共産党の新人・小柳茂臣氏が出馬を表明しています。また元衆院議員で県議の斉木武志氏が出馬を検討していて、県議会終了後に態度を明らかにするとしています。

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