■衆院補選3選挙区で全て勝利した立憲

衆議院の3つの補欠選挙で、いずれも勝利した立憲民主党の泉健太代表は29日、維新の馬場代表が「立憲民主党が野党第一党でやっていても、日本の国は良くならない」と発言したことについて、記者団に「維新は立憲との対決構図をつくり出すよりも、自民党の政治に対する考えを示した方が良いのではないか」とする考えを示しました。

■立憲は近畿での活動強化

衆院補選での勝利から一夜明け、立憲民主党の泉代表は、支持を受ける労働組合の中央組織「連合」の幹部らと意見交換を実施。
次期衆院選に向けて近畿でさらに候補者を擁立することに意欲を見せました。

■『立憲が野党第一党では日本は良くならない』と馬場代表

一方、2つの選挙区で立憲民主党に敗北した日本維新の会の馬場代表は28日、記者団に「国会で立憲民主党の活動ぶりを目の当たりにしている。あの方々が野党第一党でやっていても、日本の国は良くなりません。これは実際の経験から申し上げているので、別に悪口を言っているのではない。今後も厳しく指摘をしていきます」と述べました。
馬場代表は、今月18日の会見で「立憲を叩き潰さないといけないとあらためて感じた」と発言するなど、立憲との対決姿勢を鮮明にしています。


■『立憲との対決構図で維新は功を奏さないのでは』『自民の政治にどう思うのか主張することが政治変えるのでは』と泉代表

29日の連合との意見交換会後、馬場代表の一連の発言についての受け止めを問われた泉代表は記者団に「独自性を出されたいお気持はよくわかるんですけれも、立憲民主党は自民党との政治改革の戦いを続けていますので、立憲とことさら戦おうというような構図づくりはですね、あまり功を奏さないのではないかと思います。むしろそこに力を入れるよりも、自民党の政治に対して維新さんがどう思っているのかを主張されるということが、より今の政治を変えていく力になるのではないかと考えています」と述べ、『維新は立憲との対決構図をつくるよりも自民党の政治に対しての考えを主張した方がよいのではないか』との考えを示しました。

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