兵庫県議会での不信任決議案提出まで、あと2日。
パワハラ問題の渦中にある斎藤元彦知事が、現在の心境を明かしました。
斎藤元彦知事:
19日に議会が開会しますけども、自分自身が不信任案が提出された場合には、先日からお伝えさせていただいている通り、法律に基づく決議ですから、(不信任決議案が)提出された場合には、それに沿って、自分としてどのように対応していくか、しっかり考えていきたい。
斎藤知事のパワハラ疑惑などを巡り17日に県議会で行われたのは、全ての会派の代表者会議。
19日の議会初日に補正予算案を可決させたあと、斎藤知事の不信任決議案を提出し、採決することで一致しました。
これに対し、斎藤知事は「(不信任決議案が)可決されるということになれば、自分自身がその後どのように対応していくか、しっかり考えて判断していく」と述べました。
そして、記者からの「“相談相手”がいるのか?」の質問に対して、「知事は孤独」だと答えました。
斎藤元彦知事:
知事というのは、判断には孤独な面もありますので、自分でしっかり考えて、政治家としての対応をどのようにするか決断していくことになる。
──判断には孤独な面もあると言ったが、これまで辞職や出直し選挙を迷ったことは?
斎藤元彦知事:
自分としては、そういった思いはないです。(Q.これまでに一度も迷わなかった?)人間ですから、日々のこういった状況の中で、不安な思いであったり、苦しい状況はありましたけど、やはり私としては、これまでの県政の歩みをしっかりこれからも進めたいという思い。
改めて続投の意思を示した斎藤知事。
これまで斎藤知事に辞職するよう説得していた、大阪府知事で日本維新の会の吉村洋文共同代表は午後4時半過ぎ、「斎藤知事には僕自身から直接、僕の考え方をお伝えしましたので、あとは斎藤知事の判断だと思います」と述べました。
不信任決議案が可決された場合、10日以内に失職か県議会解散を選ぶことになりますが、斎藤知事の判断が注目されます。
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