兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、総務省出身の中野祐介・浜松市長は11日、定例記者会見で「報道で見ていると、私の知っている斎藤さんとは、ちょっと違うなという印象を受ける」と語った。
斎藤知事も総務省出身。同省時代に一緒に仕事をした経験がある中野市長は「斎藤さんはよく働き、適格な判断をして、住民に寄り添って仕事をする方だった。東日本大震災の発生直後、福島県飯舘村に入ってもらい、現地対応をお願いした」と振り返った。
斎藤知事の疑惑で県政が停滞している兵庫県の現状に対して「一日も早く、混乱収束に向けて斎藤知事に尽力いただきたい」と望んだ。自治体のトップとして中野市長は「最後は地域のため、住民のためが私の立場。改めて原点に立ち返って、しっかりした行動をとらないといけないと、一連の報道を見て感じている」と話した。【山田英之】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。