立憲民主党代表選の共同記者会見における候補者の発言要旨は次の通り。

立憲民主党代表選に立候補し、共同記者会見で握手する(右から)野田佳彦氏、枝野幸男氏、泉健太氏、吉田晴美氏(7日午前、東京都千代田区)

【野田佳彦氏】政権を取りにいく心合わせ、力合わせをする代表選だ。裏金問題がまかり通るような政治と決別するため、改革の先頭に立つ決意だ。

今の政治状況を打開しない限り、政策を推進するのは困難。アベノミクスで格差は拡大した。分厚い中間層を取り戻すため、あらゆる政策を動員する。

【枝野幸男氏】立民を新しい国民政党として発展させる代表選にしたい。民主党政権は、経験不足で期待に応えきれなかった。今度こそ本格的に政権を維持するため、立民は政権運営の指針を示さなければいけない。

家計への支援など緊急対策を効果的に打ち出す。政治不信を克服し、新たな政権の選択肢をつくる。

【泉健太氏】(代表を務めてきた)3年間、政権を担える党にしたい一心で歩んできた。批判や反対ばかりでない建設的な政策をつくってきた。

立民は主体性を持って政権を目指す。連携できる党と連携する。衆院選後に骨太政策を共有する「ミッション型内閣」で連立政権を樹立することもあり得る。

【吉田晴美氏】これまでの慣習にとらわれない政治を目指す。国民生活を底上げする。最低賃金を全国一律で1500円に引き上げる。

立民は政権交代可能な党だと訴えたい。立民は広報が苦手だと言われる。代表になったら交流サイト(SNS)など、国民との新しいコミュニケーション手段を考える。〔共同〕

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