県がことし秋の運航を見込んでいた台湾からの定期チャーター便について、これまで航空会社側から県に対し「運航する」との返答がなく、秋の運航は難しい状態となっている。

台湾からの定期チャーター便の運航はコロナ禍で一時中断したが、去年10月に約3年半ぶりに復活した。
台湾の中華航空が運航し、昨年度は秋に16往復・32便冬に31往復62便が運行して、全ての便でほぼ満席、約6000人が利用した。

しかし8月、県の担当者が台湾で中華航空側と面会した際、「運航に向けて引き続き検討する」と返答があったものの、具体的な日程は示されなかったという。
現段階でツアーの募集なども行われていないことから、県は「秋の運航は現実的に難しい状態」としている。

県によると、中華航空側の対応の要因の一つとして、「コロナ禍が明けて航空需要が増え、機材繰りがつかないこと」をあげている。
その上で、「山形の魅力を引き続きPRし、冬のチャーター便の運航を実現させるため働きかけを続けていく」としている。

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