立憲民主党の馬淵澄夫元国土交通相(64)は5日、党代表選(7日告示、23日投開票)について「出馬の思いは一旦、封印しておく決意をした」と述べ、立候補を断念すると表明した。国会内で記者団の取材に答えた。
馬淵氏はこれまで、立候補の意向を示している泉健太代表(50)、江田憲司元代表代行(68)と自身の3陣営の一本化に向けて調整してきた。馬淵氏は「3陣営とも今日この時点においても、(推薦人が)20人集まらず足踏みしている」と説明。中道路線を掲げ、経済財政政策に力を入れている点で一致している3陣営の一本化を優先し、自らは身を引くことを決意したという。
一方、枝野幸男前代表(50)、野田佳彦元首相(67)のみが出馬表明している状況については、「代わり映えしない争いが前面に出てこざるを得ない党の状況について、私のもとに厳しい指摘が寄せられている」と述べた。
自ら誰を支援するかについては「全く白紙の状態」とした。
泉氏については「代表として、この状況で20人を集めることが困難というのは、厳しい評価が突きつけられているということを本人も受け止めているだろう。本人の判断を確認したい」、江田氏には「経験は豊かだが、20人集めるのは大変な状況だ。折り合いをつけることも考えていただいていると期待している」と、それぞれに一本化に向けた努力を求めた。【源馬のぞみ】
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